大山山麓の林縁に自生する落葉低木。秋には赤い小さい実をたくさんつけ、果実は食用・果実酒として利用されます。

　大山山麓に自生するガマズミの採取種子です。5月～6月枝先にコアジサイのような小さな白い花をたくさん咲かせます。渋い赤色の紅葉と真っ赤な果実が美しく、観賞用に庭木やビオトープによく利用され、赤く熟れた小さな実は食べることができます。

  ■ガマズミ基本情報

■ガマズミの育て方 

　床に種を蒔き、軽く覆土します。葉が４～５枚位で移植します。

（一般に樹木種子は発芽状況が一様ではなく、環境や播種時期により発芽がバラついたり、発芽までに時間がかかり、2年目の春に発芽することもありますので、気長な管理が必要です。）

　日向から半日陰に向いています。強健で育てやすい木ですが、根が弱く移植時には根を傷つけないよう注意します。移植される場合は土に腐葉土などをすき込んでおくと良いでしょう。移植直後は夏場の乾燥に注意してください。

■ガマズミ果実の食べ方 

果実は、果実酒やジャムやケーキに利用します。

1.果実酒

　熟した果実をさっと水洗いし、よく水を切り、果実500ｍｌあたり大さじ1杯の砂糖を加え35度の焼酎で漬けます。とても鮮やかな赤色の果実酒に仕上がります。1か月程度で飲めますが、塾生には3か月程度かかり、6か月で実を取り出します。

2．ジャムやケーキ

　多少種が邪魔になりますが、生果や果実酒から取り出した果実をジャムやケーキの彩りに使用できます。

■お届けするガマズミ種子について