最近、健康食品として注目されている国産タカキビ（高黍）の種子です。

　モロコシ、コーリャン、ソルガムなど世界中で栽培されている大型のイネ科の１年草です。乾燥、高温にも強く、多少の湿地でも栽培できます。豊富な植物繊維、多様な有効成分をはじめ、グルテンフリーで食用はもとより、飼料、醸造、製糖、その他工業用など用途の広い作物です。

■タカキビ（高黍）の基本情報

分類	イネ科　モロコシ属
生育環境	日向　高温、乾燥に強い
播種時期	３月～６月（暖地は早蒔き、中山間地5～6月蒔き）
収穫期	9~11月

備考	岩手県産モチ種種子　　4ｍL・１ｄL・１ｋｇ入り

■タカキビ（高黍）の育て方

　種まき

　耕起後、畝は立てず平畝とします。播種予定場所に10ｃｍ程度の溝を掘り発酵鶏糞、牛糞・豚糞堆肥などの完熟有機肥料を施し平らに埋め戻します。

　栽培が小規模の場合、育苗した苗を植えても有効ですが、ある程度の規模の場合は直播します。畝に株間15～20ｃｍ間隔で深さ１ｃｍ程度の穴をあけ、種を4～5粒落として覆土し軽く押さえます。5～10日程度で発芽します。

　管理

　初期成長が遅いので、雑草に紛れないよう早めに草取りをします。

　株が30ｃｍ程度に伸びたら除草のため畝間を中耕し、根張りを良くするため節が隠れるほど株元にしっかりと土寄せをします。

　　成長すると2ｍ以上になりますので、除草・倒伏防止のため株が50ｃｍ程度でさらに中耕・土寄せします。

　収穫

　気候や天候にもよりますが、発芽後おおよそ110～120日頃、葉が充分黄色になった頃が収穫適期です。草丈が２ｍ以上になりますので、

栽培難易度

易

■タカキビ（高黍）の利用

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