河原などの砂地に多く自生し、古くから日本人が親しんできたキク科の植物 身近な民間薬として、ヨモギ餅として、 幅広く利用できます。

　河原や海岸に多く自生するキク科の多年草。河原よもぎは、昔から消炎やかゆみ止めの民間薬として良く知られ、若葉は草餅の材料として良く利用されています。

カワラヨモギ（河原蓬）基本情報

分類キク科ヨモギ属/多年草

和名	カワラヨモギ（河原蓬）
別名	モチグサ（餅草）
生薬名	インチンコウ
分布	本州、四国、九州、沖縄
生育環境	日向
葉収穫期	6～7月
成分	タンニン、精油他
作用	消炎、かゆみ止め、滋養強壮他

ヨモギ（蓬）育て方

種まき

　ヨモギの栽培は、一般的に栄養繁殖が主流で根や苗を植栽し育成しますが、種子栽培の場合少し時間がかかります。発芽率は良いですが、乾燥しすぎると発芽率が下がります。種蒔き床に殻ごとバラ蒔きし、極く軽く覆土するか、覆土せずに新聞紙等をかけ散水管理します。発芽後の苗はまだ弱いので、管理によってはここでかなりの量の苗が減少することがありますので、過湿や過乾燥に注意して育てます。本葉が出た頃からポットに鉢上げし養成し定植します。

定植

　　どちらかというと、日当たりが良く水はけの良い砂質が良いですが、強健で夏以降は茎や根は木質化してしっかりと根を張ります。群生というより一株ごとに独立して点々と広がっていきます。

栽培難易度

易

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