山地の林縁や丘陵に自生する落葉低木で、実成りが良く黄葉も美しいので庭木や盆栽にも利用されます。雌雄とも夏から秋にかけて7～15ｍｍのイチジクのような実がなります。熟れた雌の花のうは食用になり、沢山収穫できるのでジャムや果実酒にも利用します。

　高さ４ｍ前後の落葉低木で、葉は長さ10～20ｃｍの艶のある倒卵型で、小枝を傷付けると白い乳液が出ます。４～５月頃になるとイチジクのように外からは見えない花が球形の花嚢（かのう）の中に咲くので、外からは小さな実の様にしか見えませんが、雄の花のうにだけ共生するイヌビワコバチが雌の花のうを授粉させます。熟すと果嚢（果実）になり、雌の果嚢は8月から秋にかけて赤黒く熟し食べられますが、雄の果嚢は赤くなりますが食べられません。成木になると雌雄ともよく実がなりますので、庭木や盆栽などによく利用されます。

■基本情報

■育て方

　日向から半日陰に植栽します。土質は選びません。

■お届けする苗について